日本を取り巻く海の地形 『日本を取り巻く海の地形』概要地形名事典 閉じる 
VII-2 七曜海山列と金鉱床 海底地形分類図
七曜海山列と金鉱床 《解説》
1973年の海底噴火で誕生した西之島新島(現在は漂砂により旧島の西之島と合体している)の北には、日曜から土曜日までの名前が付いた7つの海山が、一列に連なっている。木曜海山と水曜海山からは熱水活動が知られているが、とくに水曜海山の山頂部のカルデラ内で、活発な熱水噴出が認められ、その沈殿物の中から、閃亜鉛鉱、方鉛鉱、黄鉄鉱などの鉱石が発見された。一部の鉱石からは、これまで知られている海底熱水鉱床のなかでも最高品位の金を含有していることが明らかになった。今、誕生しつつある金鉱山といった趣である。


《地形名一覧》
B1小笠原海嶺.
E9海形海山,E10海徳海山,E15火曜海山,E22金曜海山,E25月曜海山,E32七曜海山列,E34水曜海山,E49天保海山,E50土曜海山,E52日曜海山,E57文政海山,E74木曜海山.
K1小笠原舟状海盆,K9孀婦舟状海盆,K17西之島舟状海盆.
L24鳥島海盆,L42南須美寿海盆.
O33孀婦海底谷.

Copyright 2003 MIRC/JHA. All rights reserved.