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日本の海底油田・ガス田

 世界で生産される石油の約25%が海底から生産されている。海底油田への依存度は益々高くなる傾向にある。
 石油の集積が期待できる場所は、堆積物の厚さが1km以上である海盆で、石油を貯油しやすい背斜構造などが発達しているところである(図1)。
 現在、日本で駆動している鉱床は、阿賀沖、岩船沖油田・ガス田(秋田・山形・新潟海盆、図2M)と磐城沖ガス田(常磐海盆、図2E)である。 わが国の油田(海陸とも)は小規模であり、石油の自給率は、0.2%にすぎない。 因に、阿賀沖油田の規模は世界最大級のサファニア海底油田(サウジ)の1000分の1以下である。

図1 : 阿賀沖油田・ガス田の構造断面. 採油層の深さは2000から2500m. 図2 : 堆積物の厚(単位Km)(Ishiwada et al., 1984による).
 M:阿賀沖(水深80m)、岩船沖油田・ガス田(いずれも新潟県沖)
 E:磐城沖ガス田(水深154m)
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